平塚華道協会会員の活動のページです

 ここで、平塚華道協会のご紹介を簡単に。平塚華道協会は昭和27年に設立され、2022年には創立70周年を迎えました。

流派での個人の活動と同時に平塚華道協会の会員として長く平塚市の文化活動に関わり、個人としてはいけばなを楽しみ、大きな目でみて日本の伝統文化の普及に貢献してきているのではと思っています。また、神奈川県華道連盟に属していますので県内の会場での華展への出展の機会もあり、いける緊張感と素晴らしい作品と出会える機会を味わえる場でもあります。

市内での定期的な作品展示としては、平塚市役所の1階ロビーに切れることなく展示をし平塚八幡宮では献花展として祭礼のときに展示をしています。すでに両展示を見ていただいている方もいると思います。

 秋には平塚市の文化祭に「秋の諸流展」として大きな華展を毎年開催してきましたが、コロナ禍で中止せざるを得なくなり2020年、2021年と中止しました。2022年には春に新しくオープンしたひらしん平塚文化芸術ホール(多目的ホール)で開催することが出来ました。日常が戻ってきたとはいえませんが、”いけばな”に囲まれた華やかな会場で心が満たされひととき「コロナ禍」を忘れたかたも多かったことでしょう。

  華道展のページに創立70周年記念華展(2022年3月)、秋のいけばな諸流展(2023年10月)の華展写真を載せています。


平塚市役所のお花

 平塚市役所には平塚華道協会の会員が一週間交替でお花を展示しています。

1Fロビーの受付付近に作品を展示する場所が設けられていますので、活けている時に職員や市民の方が通りながら話しかけて下さり、花や花器の話をしながら活けることもあります。「いつも楽しみにしています」「お花があると癒されますね」・・等々、嬉しいお声がけに励まされ元気を頂いて疲れもどこかに!そしてモチベーションのアップと若さ!?につながっています。

 花材名も書いてありますので樹木や花に興味のある方もどうぞお楽しみください。

     (全ての写真はクリックすると拡大します

 


 2024・9・9

仲野幸華

 (池坊)

グロリオサ

ペニアオイ

ツバキ


 2024・9・2

見喜泉

 (新生)

アロエ

ケイトウ

ソテツ(雄花)

 

 



 2024・8・26

澁谷京月

 (宏道流)

ユキヤナギ

ユリ

デンファレ


 2024.8.19

丸岡貴子

 (小原流)

アジサイ

アロエ

トクサ


 2024・8・13

土屋佳甫

 (未生流)

チョウセンマキ 

コギク

 


 2024.8.5

石室秀晴

 (八代古流)

ミツマタ

アンスリウム

アフェランドラ ダニア


 2024・7.29

重田遼光

 (宏道流)

ツワブキ

リンドウ

トクサ


 2024・7・16

佐藤淑光

 (宏道流)

イシイモ



 2024・7・8

太田麗花

 (宏道流)

ヤナギ

ヒマワリ

シュウカイドウ

シダ


 2024.6・24

足立一声

 (小原流)

アルストロメリア

デルフィニウム

ポリシャス

クルクマ


 2024・6・17

月本松千

 (小原流)

 ユリ

 シャガ


 2024・6・10

真壁秀白

(八代古流)

トウモロコシ

ヒマワリ

スモークツリー


2024・6・3

青木和甫

(嵯峨御流)

カキツバタ


 2024・5・27

朝日裕華

 (池坊)

オオイタヤメイゲツ

シャクヤク

チース



 2024.5.20

杉山煌月

 (宏道流)

アジサイ

シャクヤク

ハボタン(実)

 

 2024・5・14

野田和甫

 (未生流)

カキツバタ

 

 2024・5・7

町田楳和

 (千家古流)

コバノズイナ

キバナショウブ

ナデシコ

 2024・4・30

杉山紅音

 (小原流)

ソケイ

ガーベラ

ブルースター

 2024・4・22

新倉楳厚

 (千家古流)

ベッコウマサキ

ヤエザクラ

 2023・4・15

金子恵華

 (池坊)

ユリ ライデン

ダリア ナデシコ

キキョウラン




ここからは、平塚八幡宮にお花を展示しているご案内のページです。


平塚八幡宮献花展

平塚八幡宮献花展は一年に5回あり、八幡宮の行事の時に平塚華道協会の会員が活けています。

境内に華席が設けてありますので参拝に来た時や、行事やお祭り見物にお友達とご一緒に季節のいけ花も見て下さると楽しめます。

また、令和元年より神馬「皐月」(女の子)が令和6年より東風(「こち」男の子)がいます(10時~3時・・花席の隣)ので会いに来てね!  

  5月・端午の節句

  7月・七夕まつり

  8月・例大祭

  9月・ぼんぼりまつり

  1月・新春献花展

     平塚八幡宮について詳しくはホームページをご覧ください http://www.hachiman.org/

 

 

 

 


2024・8・14~17 例大祭

連日35度以上の暑さが続いています。

 冷房の効いているところで管理されている花材はこの暑さで大丈夫? 先ずはこの心配で花材を選んでもいます。

木立に囲まれた八幡宮の境内は日陰を通って流れてくる風に救われ、大粒の汗をぬぐいながら無事にいけることができました。

週末には台風の心配も出てきて、揚ばなもさることながらお祭りも無事に終わりますように!

  暦の上では”秋”のいま、いけばなから少しでも季節感を味わっていただけるよう、祈りつつ・・・

 


2024・7・5~8 七夕まつり

第72回の七夕まつりが盛大に飾られている市街地から離れた八幡宮の境内でも、七夕まつりとは趣が異なりますが雰囲気を感じさせる花材を用いて季節のいけばなを展示しています。

梅雨はどこへやら、30度を超える猛暑の中でのいけこみ、汗だくだくでいけあがりました。お花もお水を吸って頑張って!!と祈らずにはいられませんでした。

神馬も皐月と東風が交代で、参詣に訪れた親子連れにに愛嬌をふりまき人参をごちそうになる心和む光景が!

 樹々の間を時おり涼しい風が、暑さに負けないで!といけばなに流れていきました。

2024・5・3~6 端午の節句

 緑豊かな八幡宮の森に五月のさわやかな風にゆったりと鯉のぼりが泳いでいます。

かっては、端午の節句のこの時季には五月をまたずに吹き流しと鯉が悠々と青空に泳いでいたものでした。住宅事情もあるのでしょうがまるで男の子がいないかのように鯉のぼりは見られなくなりました。お祝いの仕方が変わってきたのでしょう。

  皐月の時季に自然を感じるいけばながいけてあります。ベンチに座って心和むひとときをお過ごしください。

 

   神馬も2021年にきた女の子の皐月(さつき)に今年は男の子の東風(こち)が加わりました。池には鯉やひなたぼっこの亀、

   鴨や鳩がチョコチョコ・・・・

  五日には天下泰平、五穀豊穣を祈って国府祭が賑やかに執り行われ、子供連れの親子が連休のひと時をのんびりと!!

 市外から初めて八幡宮にきたという女性が”緑がすごい!緑のにおいが!・・素晴らしい!”と感嘆。

   近くに住む私も”緑の恩恵を” 散歩コースに加えましょう!!  


2024・1・1~4 新春献花展

辰年の清々しい春の暦が開きました。

勢いよく天翔ける龍のごとく、自由気ままに平和な毎日を楽しく謳歌できる日々を願って新年の八幡宮への献花がそろいました。

お正月らしい花材をつかい、各流、そしていける方々の個性に溢れたのびのびとした作品が並びました。

遊び心を感じさせる作品ではあなたの想像を膨らませてくれるでしょう。

新年の祈願を終えてひと時 いけばなでお正月を存分にあじわってください。


2023・9・16~19 ぼんぼり祭り

八幡宮の境内に今年も沢山のぼんぼりが並びました。

毎年楽しみに見に来る多くの人。ぼんぼりより出店を楽しみにしてくる親子連れ!幼稚園児の可愛い絵が描かれたぼんぼりも沢山並び

賑やかな声が森の静寂を破り、活けてある花々もビックリ!

残暑厳しい日が続き、献花展が終わるまでは活けた会員は花がうなだれないか気になる毎日です。

  ”秋”を感じる花材が沢山入っています。自然は少しずつ秋に向かっているようです。


2023・8・14~17 例大祭

真夏の活気に満ちた季節❕ 今年は例大祭も通常もどって行っていました。

コロナ禍は続いていますが季節の行事や個人の旅行などが目に見えて増えています。

夏休み中でもあり子供たちの賑やかな声が聞こえて八幡宮の境内にはそれに負けじと蝉しぐれ!!

台風の影響で時々雨!! 雲の晴れ間にお花を生けるような状況でした。

   今回は7人の作品が並び いつものように健康を祈って献花が無事に終わりホッと!!


2023・7・7~10七夕まつり

連日、猛暑が続く中で今年も七夕まつりの献花が無事にいけることができました。

境内では6月の大祓い式に併せて茅でつくった大きな茅の輪が出来ており、くぐり方を見ながら楽し気にまわりお詣りする人々。

  母の分も 一つくぐる 茅の輪かな   一茶

今年は 7人の会員が活けました。鑑賞する方も季節の花を味わい日頃触れることの少ない”いけばな”を味わっていました。

七夕飾りがゆれる境内に今年は参道の両側の頭上で風鈴が静かな八幡宮の森に涼やかな音色が流れていました。

 

 

 


2023・5・3~6 端午の節7句

 今年は季節の花の訪れが早く、梅がおわり桜も山桜からソメイヨシノ そしてボタン桜へと駆け足で通り過ぎっていった4月でした。

そのなかでも萌えいずるような新緑は人の心を潤しひとときの安らぎさえ与えてくれます。時おり 見かける鯉のぼりに”5月の空”を感じています。

 平塚八幡宮の境内で今年も端午の節句を祝い献花の花をいけることができました。

 八幡宮ではコロナ禍により臨時祭として行われていた国府祭が4年ぶりに賑やかに行われ 日常が戻ってきています。

   祭りに訪れた方々に”いけばな”にふれ 再認識の機会となりますよう願って!! 

 

 


2023・1・1~4  新春献花展

このホームページを始めて3回目の新年です。

コロナ禍はいつ終わるともおもえず 常態化しています。マスク生活が当たり前になり、人の流れも多くなり境内にはご祈祷する人の長い列が戻りつつありました。

改まった気分をたっぷり味わえる作品が並び、”今年も健康で、よいお花が活けられますように”と願いのこもったお花は見ていただく方にも伝わったことでしょう。

また、八幡宮の一角に大鷲社(おおとりしゃ)という新しい社が出来、その横に連理木(れんりぎ)があり興味のある方はお参りした時に謂れがかいてありますので足を運んでみてはいかがでしょう。


2022・1・1~4  新春献花展

新春の陽光が降り注ぎ、穏やかで気持ちの良い新年の幕開けです。

新種のコロナ、オミクロン株がじわじわと広がり、またまた緊張感ある日常生活で新しい年を迎えました。

その中で平塚八幡宮は多くの初詣での人で賑わっていました。願いを託した絵馬も沢山下がり、おみくじを開く時の老若男女、各人の印象的な表情が見られる光景はいつもと同じ。誰でもがコロナの終息を願い、安心して交流ができ、希望に満ちた日常を願ったことでしょう。

お正月らしく色々な種類の松が入った個性あふれた作品や、春を待つかのように桜がいけられた作品が神社の一角を華やかに醸し出し「やっぱり、いいわねえ!お花が活けてあって」と嬉しい声が聞かれました。

 会員の今年初めてのお仕事が終わり、ホッとし「今年も良いお花が活けることが出来ますように」と願った初いけでした。


端午の節句2022・5・3~6

端午の節句菖蒲の節句ともよばれています。

ショウブの花生けに男の子の健やかな成長を願う思いをこめていけました。

”かしわ餅”を食べて、しょうぶ湯につかって!

そういえば、ちまき食べ食べ(^^♪・・なんて歌がありましたね。

屋根より高いこいのぼり(^^♪♪♪~大空に悠々とこいのぼりが泳いでいる光景も殆ど見られなくなりました。

献花展の八幡宮の森から端午の節句を存分に感じていただけますよう願って!!


七夕まつり 2022・7・8~11

コロナの終息はまだまだの今、平塚市七夕まつりが3年ぶりに開催されました。

一本一本思いを込めた豪華な七夕飾りが市内メイン会場に飾られ、竹のトンネルから見える青空に色とりどりの飾りが舞い踊っていました。

”きれい” ”すご~い”など賑やかな歓声や、どこからか 笹の葉さ~らさら(^^♪♪ と歌う幼子の声も聞こえ、平塚の街に”七夕”が戻ってきました。この時は、誰もがコロナを忘れたことでしょう!!

緑濃い、涼しい風の流れる平塚八幡宮境内には平塚華道協会会員の献花が飾られ、季節の花材と”七夕”の空気感たっぷりの作品を参拝に訪れた方達に鑑賞していただけました。

活け終わってから、8の字に回る何とも楽しめる”茅の輪くぐり”をくぐり抜けて健康を祈って参拝してきました。

 

 


例大祭 2022・8・14~17

コロナ禍の続くなかでも、今年も地域の安寧を祈る例大祭が行われました。

出店などは出ませんが境内で例大祭の神事が行われ、祭りの雰囲気を盛り上げる神輿が境内を出発し扇松海岸で浜降りへ!

酷暑の続く毎日ですが、八幡宮の森の中は日陰が多いためか一瞬、涼しい風が流れて いけばなもホッとひと息ついているかのように葉がゆれています。

昨年の例大祭時より一回り大きくなった神馬「皐月」が参拝者から好物の人参をもらいご満悦!!


ぼんぼり祭り 2022・9・17~20

朝夕の風に秋の訪れを感じ、過ごしやすい季節になってきました。

暑さ寒さも彼岸まで・・・・この言葉を信じて、あまりにも暑い時には「もう少しのガマン!」と言い聞かせて暑さを乗り切るのもぼんぼり祭りの頃でしょうか。

今年は丁度台風の影響で黒い怪しげな雲が流れ、時々雨!!

そのような不安定な天気の中で無事に献花ができ、ぼんぼりもそろいました。明りの灯る参道をゆっくり進み参拝。

献花の一角がぼんぼりに華やかさをそえています。